買手企業向け
受動的検討体制構築サポート
M&A案件情報の「量と質」を増やしつつ、社内の初動判断を速くする。
受動的に入ってくる案件情報を、組織として適切に捌ける体制と検討プロセスを整えます。
※ 仲介会社の介在がある案件でも、客観的な立場から検討を支える「セカンドオピニオン」に対応します。
よくある課題
- 情報提供者(証券会社、銀行、M&A助言会社など)との接点が限定的で、案件が十分に入ってこない
- 入ってきても社内検討が追いつかず、返信や判断が遅れて機会を逃している
- 情報が少ないがゆえに、少数案件に偏ってしまい、意思決定が歪みやすい
受動体制を整えると何が変わるか
M&Aの機会を増やすには、受動的に収集するM&A情報の質と量を増やす必要があります。
そのうえで、収集した情報を初動で適切に捌き、情報提供者の理解・信頼・期待値を高めることで、案件フローを好循環にしていきます。
提供内容
1.受動的案件情報の収集体制構築と初動検討サポート
受動案件情報量を増大させる体制・仕組みの構築に加え、収集したM&A情報の初期分析と助言、 初期段階の方針(検討着手、見送り)決定を支援します。
受領から一次判断までの運用の型(初動観点を含む)
受動的検討体制は、持ち込まれる案件情報を受け取り、初動で論点を整理し、適切な一次判断につなげるための運用設計です。
重要なのは「早く判断すること」ではなく、「判断理由を説明できる状態で、滞留なく回すこと」です。
運用の流れ(型)
- 案件受領:窓口を一本化し、情報を集約する
- 初動整理:事実関係を整え、判断に必要な不足情報を特定する
- 論点整理:重要論点を短くまとめ、社内で前提をそろえる
- 社内回付:判断者と関係部門に、同一フォーマットで回付する
- 一次判断:検討継続か見送りかを決め、次アクションを明確にする
- 返信:紹介者に返し、関係を継続する
初動で押さえる観点
- 戦略との整合:狙う領域か、補完関係があるか
- 規模感:投資可能額、買収後の運用体制の許容範囲に収まるか
- 重大論点の有無:許認可、重要顧客依存、主要人材依存、訴訟など
- プロセス前提:想定スケジュール、独占交渉権の扱い、開示範囲
- 追加で必要な情報:判断に必須の不足情報は何か
見送りの際も、失礼にならない範囲で理由を構造化し、次に合う条件を添えることで、紹介者との関係が続きやすくなります。
具体的にやること(例)
- 情報提供者の間口拡大:接点設計、紹介経路の整備、期待値のすり合わせ
- 初動の見極め(一次選別):案件情報の整理、論点抽出、一次評価、次アクション提案
- 対応の型化:返信テンプレ、必要資料リスト、初回面談の確認事項、社内回付フロー
- 運用設計:案件受領の一元管理、定例での進捗管理と個別案件の対応協議
運用例として、案件紹介をメンバー共有メールアドレスで受領し、迅速に初期分析・評価を行いフィードバックする形を想定できます。
2.第三者視点での検討整理(買手企業向け)
仲介会社の介在のもとでM&A案件を検討される際に、客観的な立場から論点整理と初動判断を支援します。
- 案件前提の妥当性、論点整理、社内説明に向けた整理
- 交渉戦略・戦術の助言(情報提供者の行動原理や競合動向も踏まえた整理)
- 成功報酬に囚われない観点からの評価・助言
進め方
- 現状把握:案件流入経路、社内体制、検討プロセス、ボトルネックを棚卸し
- 体制設計:情報の受領と一元管理、初動の見極め(一次選別)、会議体、意思決定ポイントを設計
- 運用開始:定例で運用しながら改善を継続
成果イメージ(参考例)
M&Aを成長戦略の一つとして積極的に活用する中堅上場メーカーの例では、
年100件前後の案件情報を受領し、そのうち年数件が最終検討に進み、数年で数件が実行に至るイメージです。
※上記は弊社が支援した実績ではありません。情報量と成果の関係を示す参考例です。
※数値は読みやすさのために丸めています。
よくある質問
小規模でも依頼できますか?
はい。初動の見極め(一次選別)の型化のみ、運用設計のみなど、開始点は柔軟に設計できます。
仲介会社との関係が悪化しませんか?
情報提供者に対する対応の型を整え、適時・適切なフィードバックを行うことが中心です。むしろ信頼・期待値が高まりやすくなります。
成果指標は何を置きますか?
案件フロー(量と質)、初動レスポンス、検討着手率、最終検討移行率などを整理し、運用します。